生理落果が多くなっているので着果量を確認しながら早期摘果を!
サビダニの発生に要注意!
果皮障害の要因ともなるカルシウム不足に注意し、体質効果を図る。
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サビダニの発生に要注意!
果皮障害の要因ともなるカルシウム不足に注意し、体質効果を図る。
続きを読む柑橘栽培における病害虫の中で、最も被害の大きなものに黒点病があります。
この黒点病、果実や葉、枝等に黒い点々が出来る病害なんですが、果実に出来ると著しく商品価値を下げるので最も対策が必要な病害の一つになります。
実際、年間を通じて定期的に防除を繰り返しているにも関わらず、なかなか防除できません。
この黒点病の発生条件となるのが高温・多湿の気象条件であることと、雨によって拡散していくので、今の時期は最高の条件となりますかね。
おまけに、年間を通じて25℃以上の気温の日が年々多くなっていることも対応が難しくなっている要因でもあります。
これらの気象条件下でいかにして発生・拡散を防ぐことが出来るかがポイントになってきます。
黒点病といえば枯れた枝に発生して、それが雨滴によって拡散していくといわれています。
その枯れた枝の除去はかなりの時間をかけても完全に除去することは難しく、次々に出来てくるので「いたちごっこ」のような感じになります。
なので、枝を枯れさせないような木の作り方をすることが重要になってきます。
高度な剪定技術と木の管理が要求させるし、園地全体の管理も大切です。
より一層の精進が必要ですね!
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柑橘の病害虫の中でも厄介なのが天牛です。
正式な名称はゴマダラカミキリといい、天牛という呼び名は中国名です。
カミキリムシの仲間は日本国内に約800種類いるといわれていて、昆虫愛好家の中では人気のようです。
そういえば、幼いころ採って遊んでいた記憶があります(笑)
この天牛は柑橘の害虫としても要注意の害虫のひとつで、多くの植物に寄生し被害を与えます。
これの被害にあった柑橘の木、特に若木の場合、たった1匹のゴマダラカミキリが幹に食い込んだだけで木が衰弱したり、枯れてしまうほど大きな被害を与えることがあります。
数ある害虫被害の中でも1匹が与える被害の大きさは最大級といえます。
この天牛による被害を防ぐ方法として良く知られていたのが捕殺です。
現在のように殺虫剤が進歩していなかった頃は、捕殺するのが一般的でした。
一時期、農協が一匹数円で買い上げていた時期があるほどなんですね!
そこまでしてでも対策を必要とした厄介な害虫だったともいえます…。
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園地から帰ってきて汗を流し、サッパリしたところでようやく一日の作業が終わった気がします。
もちろん、真っ先に風呂に入るのですが、シャワーではなく、湯溜めの風呂でもない、薪風呂です!
我が家ではお湯を溜めて入ることはあまりなく、出来る限り薪で沸かして入るようにしています。
作業が忙しく、沸かす時間がない時などはシャワーやお湯を溜めて入ることがありますが、普段は薪を使って沸かして入るようにしています。
春先の改植時期から梅雨前の剪定時期の間に切った枝や幹を薪風呂用としてストックしておきます。
柑橘の木は固く、燃やすと火力が強いので焚きつけ用としては最高の材料だと思っています。
中でもサンフルーツの木は使い勝手が良く、ほとんどサンフルーツの木を使っています。
ちなみに、薪風呂は体の芯から温まり、湯冷めしにくいので、おすすめです!
ほんのりした苦みとザクザクの触感が特徴の八朔。
この八朔も近年の甘く食べやすい柑橘の人気に隠れてしまい生産は減少傾向になります。
この半島でもすっかり生産者が減少し、この辺りでは自家消費程度の木だけが残っている程度です。
当園ではサンフルーツ園内に八朔の木があるのですが、木の数にすると数えるほどしかありません。当然ですが、個人販売や自家消費程度しか残ってません。
しかし、このような状況でも八朔のもつ独特な食味のファンの方も多く、全く需要がなくなったわけではありません。
当園のお客様の中には毎年、心待ちにしてくださっている方もおられます!
今シーズンの八朔の着果状況なんですが、昨年の半分以下になりそうです。
というのも、昨シーズンが表年にあたり着果量が多かった影響もあり、今シーズンは裏年になることも少なくなった要因です。
そこで、この隔年をいかに少なくするのかが安定生産にとってとても重要になってきます。
この八朔は剪定によっても着果量に大きく影響が出ます。その為、剪定には注意が必要なんですが、当園の場合、今は木全体の高さを低くしているところなので、なかなか思うような剪定が出来ません。
この木を低くする作業が終わればそれなりに剪定できると思うので、もう少し辛抱してみます(笑)
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