植物が成長していく上で必要な元素、つまり必要元素17種類のうち、炭素・酸素・水素は空気中や水から摂取し、残りの14種類は土壌から摂取するといわれています。
この中で炭素は有機物には欠かせない構成元素で、細胞や組織の機能に欠かせないもので、大気中の二酸化炭素を吸収し、炭化水素に変換された後、様々な有機物の材料となっています。また、植物はおおよそ水から水素を得ていて植物の有機物を構成しています。さらに、酸素は光合成による副産物として植物体外に放出されますが、糖を分解するために必要とされています。
そして土壌から摂取されるもののうち、窒素・リン酸・カリウムは土壌内のものだけでは不足するので肥料として与えることが大切になります。
では、なぜ牛糞たい肥がよいのでしょうか…!?
それは植物の成長に直接作用することがメインではなく、どちらかというと土壌改良剤的な役割が多くなります。
園地では長年の施肥によって土壌内の成分に偏りが生じていて、それが木や果実の成長にとって様々な弊害をもたらしています。
そこで、有機物を多く含んでいるたい肥を施用することで土壌を正常化させることを目的として使用されています。
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