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作業日誌(下草の処理と摘果作業)

2025年10月21日 曇りのち晴れ 18.1℃

園地:午前/オゴロ(サンフルーツ) 午後/コド(清見タンゴール)

作業内容

午前中はオゴロ園のサンフルーツ園地で下草の処理。

前回の作業から少し間が空いたこともあり、草丈が思いのほか伸びていた。

草の生長スピードを改めて実感し、管理間隔の見直しが必要だと感じた。

午後はコド園地の清見タンゴールで摘果作業を実施。

この園地は水のストレスがかかりやすい場所だが、

下草を適度に残すことで土壌の乾燥をやわらげる効果が見られた。

また、地表には野うさぎのフンも確認。

自然の循環の中で生き物たちが関わり合い、

結果的に土の栄養分の一部を担っていることを感じる瞬間でもあった。

所見・メモ

自然とともにある園地管理の重要性を再確認。

草、虫、動物、微生物、そして人の作業がそれぞれの役割を果たしてひとつの「生態系」として成り立っている。

こうした営みの中に柑橘の木々が存在していることを改めて感じた。

 作業日誌(無煙炭火器によるバイオ炭作りと畑整備)

2025年10月20日 曇り 18.8℃

園地:ねのfarm

炭作り:資材(サンフルーツ・杉の小枝)約250kg投入

   炭化重量約16kg

作業内容

今日は無煙炭火器を使ったバイオ炭づくりと、教育用の畑の整備作業を実施。

まず、無煙炭火器ではサンフルーツの枝と杉の枝を炭化。

前回の反省を活かし、杉の葉は使用せず枝のみを投入したところ、炎の上がりも安定し、炭化具合も非常に良好だった。

また細かい枝や葉等は土壌再生のためバイオ炭と一緒に混ぜて使うことにする。

午後は、地元高校生との教育プログラムに向けて、

実際に土の再生を学ぶための畑を整備。

石垣で囲い、これから炭と有機物を混ぜ込む実験区として活用していく予定。

所見・メモ

今回のねのfarmでの活動は、単なる炭づくりではなく、

「学びの場づくり」としての意味合いが大きい。

高校生たちが炭の性質を理解し、それをどのように土壌の再生や生態系の循環に活かせるのかを体験的に学ぶ。

この畑がそのきっかけになればと思う。

今後は、バイオ炭投入後の土壌変化の観察や微生物の動きの調査も視野に入れて進めていく予定。

作業日誌(炭出しと無煙炭火器での炭化)

2025年10月18日 晴れ 30.5℃

園地:ねのfarm(午後作業)

作業内容

午後からはねのfarmにて、製炭作業を実施。

まずは、これまで稼働させていた製炭炉からの炭出しを行い、次回製炭に向けた資材(剪定枝など)の投入も合わせて実施。

その後、無煙炭火器を使って、剪定枝や杉の小枝を炭化。

杉は葉付きのままだったため、炎の勢いが強く上がり、炭化時の注意点を再確認することとなった。

今後は葉を落としてから炭化を行うよう改善していく。

所見・メモ

製炭炉によるバイオ炭づくりと並行して、無煙炭火器による小規模・即時型の炭化にも取り組み始めた。

これにより、枝葉などの細かい資材を現場で処理することもできるし、狭い園地でも作業することが出来る。

無駄なく循環させる体制が少しずつ整ってきた。

リジェネラティブな農業の実践において、炭づくりそのものが「資源をつなぐプロセス」となりつつある。

次回は炭の含水率と粒径の確認も予定。

作業日誌(デコポン・はるみ仕上げ摘果)

2025年10月16日 晴れ時々曇り 28.1℃

園地:午前/オチミズ(デコポン)

   午後/トミノカ(はるみ)

作業内容

午前中はオチミズ園地でデコポンの仕上げ摘果作業。

午後からはトミノカ園地に移動してはるみの摘果作業を実施。

どちらの園地も果実の肥大は順調で、特にデコポンは今のところ木の状態も良好。

一方、はるみの方はこのところの雨不足の影響で、木全体にやや元気がない様子も見られた。

一雨ほしいところ…。

所見・メモ

作業中に気になったのが、はるみの株元に見られた大量のアリの発生。

根元の穴に巣を作っているようにも見えるため、

今後は木の根の状態を確認しながら早めの対策を考えていく必要がある。

園地全体は緑が濃く、見た目には順調に見えるが、

地中の環境変化にも目を向けて管理していきたい。

作業日誌(はるみ摘果玉の乾燥準備)

2025年10月15日 晴れ 21.1℃

場所:倉庫内作業

作業内容

今日は収穫からおよそ一週間が経過したはるみの摘果玉を、乾燥させるための準備を実施。

新たに「バイオ炭」として命を吹き込むため、まずは果実を半分にカット。

その後、45℃で約30時間の乾燥工程にかける予定です。

この工程は、果実を炭化させる際の品質を安定させるための大切なステップ。

果実の水分量を適度に減らすことで、炭化の際にムラが少なく、香り成分も程よく残るようにしています。

所見・メモ

今回の取り組みは、はるみの摘果玉を資源として循環利用していく新たな試み。

これまでジュースやシロップとして活用してきた摘果玉ですが、

今回は“炭”というかたちで次のステップへ。

リジェネラティブな農の循環を、より実践的な形に進めていく第一歩です。

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