農作業

連休中日のせいか柑橘の出荷は少なかったようです…。

青果市場

今日は早朝から雨になりました。
最近の天気予報は精度が上がったようです…。

そんな雨の一日でしたが、少し小降りになった夕方、市場にサンフルーツの出荷に行って来ました。
連休中日ということもあってか、出荷量はとても少なかったですね。

元々、今シーズンは市場では取扱量が減少していると聞いていましたが、このように少ない光景を見たのは始めてでした。
生産量が少なかったことや、着色不良もその原因のひとつかもしれません。
また、地域によっては冬の積雪や低温の被害の影響で、出荷できなかったことも大きく影響を与えているようです。

通常、出荷される量が少ないと市場価格は上昇すると思われますが、そうでもないようです。
当園が出荷しているサンフルーツも徐々に値を下げ始めました。
連休で需要が高まるのか、それとも需要が少なくなり値下がりし続けるのか…。
市場という性質上、どのような値が付くかはセリが始まってみないと分からないのが良くもあり、悪くもあります。

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採り残したサンフルーツはサイズアップの傾向に!

最適なサイズ

サンフルーツの収穫もいよいよ総採りに入りました。
大きいものや小さいもの、外観のあまり良くないもの等、全て収穫しています。

分割採集しているのでほとんどの実でサイズアップの傾向はみられるものの、やはり小さいものも残っています。
また、外観が悪く精品として扱えないものも残っていますが、全て残さず収穫します。

外観が綺麗でサイズもLサイズ以上のものは店頭販売やネットでの販売、または市場へ出荷します。
そして、ジュースにも加工する予定ですが、どれくらいの量をジュースにするのか思案中です。
サンフルーツの食味を十分味わっていただくには生食がベストだと考えています。
しかし、いつまでも生で食べれるワケではないので、ジュースにすることも考えておく必要はあると感じています。

とりあえず今シーズンは長い期間、生食で食べて頂くために木で完熟させ、できる限り美味しい状態なった時に収穫するよう作業して来ました。
その結果、ネットや店頭販売での反応も良好で、手応えを感じています。
今のところ、それほど食味が悪くなってきた様子はないですが、これからどれくらい続けることができるのか…。
実食を続けながら様子をみていきたいと考えています!

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いよいよ分割採集の後半になってきたサンフルーツ!

サンフルーツ

いよいよGWに突入しましたね。
当園でも、例年ならばこの時期になるとひと段落している頃なんですが、今シーズンはまだサンフルーツの収穫が残っています。

分割採集を基本にしているので、収穫するにも時間がかかってしまい、周囲の方々よりもかなり遅くなっている感じです。
ですが、これはこれで有りなのかなって思っています。
どうしても「木生り完熟」を目指すと遅れ気味になってしまいます。

とはいっても、残っているサンフルーツの収穫も終盤になってきました。
今シーズンの特徴ともいえますが、着色不良で熟すのが遅くなった分、収穫が遅れているだけです。
なので、果実的にはこれで良いのだと思っています。
残っているサンフルーツは木の内側や下の方に生っているものがほとんどで、未だに完全着色になっていない実もあるほど…。
本当に今シーズンはどうしたんでしょうかねェ~!?
食味は良くなっているので見た目だけの問題なんですが…。

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樹上で完熟を過ぎたサンフルーツの合図とは!?

サンフルーツ1

今日もサンフルーツの収穫に行ってました。
園内では蕾が開き始め、花のいい香りが漂ってきます。
そして、大半のサンフルーツは木上で完熟になっています。

完熟後、木で生ったままになっているサンフルーツはやがて、熟す前の姿に戻ってしまいます。
といっても、厳密には戻るわけではなく、青くなるということ…。
熟し始めた頃は紅がかかり、淡いオレンジ色になりますが、それを過ぎると黄色へと変化します。
さらに、それを過ぎると黄色が薄くなり、やがて薄い緑色になってしまいます。
その頃になると、果実の中にある種から芽が出てきて果肉の中で成長し始めます。
果汁も少なくなり、パサパサ状態に…。

また、サビ果(炭そ病)の症状を発症する果実も出てきます。
この症状が出るようになると早めに収穫するようにしています。

この2つの症状が確認出来るようになって来たので、もうそろそろ収穫を終わらせた方が良さそうでうね!

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スプリンクラー設備のある園は木の管理が重要です!

チェーンソーでの間伐作業

当園ではスプリンクラーの設置している園が3ヶ所あります。
これは各病害虫の定期防除の際、とても楽で時短にも繋がり、作業の省力化においてとても効果的だと思います。

しかし、効率よく散布するためには木の管理がとても重要になります。
園内の木が密植していたり、枝の重なりが多かったりすると防除しても効果はうすくなり、その結果、品質の高い柑橘が出来なくなります。

その為、今の時期は選定作業や縮伐・間伐作業がメインになります。
これをしっかり行うことで散布しても効果的になり、その結果、品質の高い柑橘の栽培につながります。

スプリンクラーでの散布は上からの散布になることが多いので、枝が重なっていたり、密植しすぎているとムラができます。
なので、散布出来ていない箇所をなくすことが必要になります。

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