柑橘情報

摘果玉に含まれるクエン酸とヘスペリジンの健康効果!

摘果玉の利用法

もう9月末、摘果作業も仕上げになって来ました。
柑橘種類によっては作業が終了しているものもあります。
あとは摘果の見落としを整理する程度の園地もありますが、この見落としが意外と多いことに毎年反省しています(笑)

さて、猛暑もひと段落してようやく秋の気配がしてきましたね。
ようやく作業するのも楽になってきたと喜んでいるところですが、少し体のだるさを感じたりしていませんか!?
今の時期、夏場の疲れが一気に出てくる頃でもありますよね!
こんな時におすすめなのが青みかんです。
完熟になる前の青いみかんには驚くべき効果があるんです。
しかも、「青い」というところがポイントなんですね。
青いみかんの酸っぱさ、これはクエン酸という成分の影響なんです。
ざっくりいうと、このクエン酸が多く含まれるほど酸っぱいということになります。
このクエン酸が疲労回復の効果があります。

また、皮に含まれるアスペリジンはアレルギーを和らげてくれる効果や、生活習慣病の予防、冷え性の改善にも効果的だといわれています。

まだ熟す前の青い柑橘には体に良い成分がたくさん含まれています。
摘果玉を有効利用して健康効果を体感してみませんか!?

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昨年不作だった八朔も今シーズンは良好な生育状況です!

八朔の生育状況1

昨年、見事なまでの裏作に泣いた八朔ですが、今シーズンはまずまずの状況です。
着果量も適度にあり、玉太りも順調です。
ただし、八朔の場合、木全体の平均的に実を着けるのではなく、枝によって大量に実を着けたり、逆に全く生っていなかったりします。

八朔は樹勢の強い柑橘で、剪定いかんでは実を着ける量が変わってくるのかもしれませんが、そのあたりの要領がいまいち分かっていないのが現状です。
何分、八朔は木が大きくなりやすいので、低くしようと剪定しているのですが、どうもイメージ通りになりません。
強めの剪定をしないと木がどんどん高くなるし、上を切ると強い芽が出て勢いよく伸びてしまいます。
もっと思い切った剪定をした方がいいのか、逆に弱めにして長い目で木を落ち着かせた方がいいのか…。

色々と試行錯誤して3年目の今シーズン、昨年よりも着果量は多くなりましたが、木の勢いは止まりません。
とりあえず、来年の剪定作業の時には木の高さを抑えるような剪定と基幹部まで日光が入るようにトライしてみます!

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9月下旬のサンフルーツの生育状況です!

サンフルーツの生育状況1

秋雨前線の影響で降った雨も上がり朝から日差しが出て来たのでサンフルーツ園へ除草作業に行って来ました。
相変わらずの雑草とイノシシが暴れた園地の状況をみてガックリです…。

さて、肝心のサンフルーツの生育状況なんですが、まずまずといった感じです。
春先の剪定が良かったのか、着果量も適度で心配していたカイヨウ病も今のところひどい状況ではないようです。
若干、日当たりの良い場所とそうでない場所とでは実のサイズにバラつきがありますが、これは仕方がないところなので…。
サンフルーツも大きくなりすぎると商品価値が下がるので一気に摘果はしません。
ほどほどのサイズになるよう、これから少しづつですが傷があったり小さいような実やを落としていこうと思います。
あまり一気にやりすぎると大きくなりすぎたり、着色不良になるので、あくまでも後期重点摘果を実施します!

ところで、相変わらずイノシシの侵入は続いていますが、今のところ打つ手なしといったところです。
来シーズンには予算をとって対策をしたいと考えていますが、さて、どうなることやら…。

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12月上旬に収穫予定の天草園の様子…。

天草の大量結果

摘果作業の終わった天草園の様子をみてきました!
防風垣として植え付けした杉の苗木も今のところ順調に育っています。
そして、摘果作業が一応終わった天草の生り具合はというと、見落としはあるもののまずまずという感じです。
で、ちょっと気になったのが雑草の種類です。

いつものようにハンズ(ヤブマオ)やハタカリ(オヒシバ)、カマツカ(ツユクサ)などは勢いよく生えていました。
これらはどの園でも見かけるのですが、ここ数年、見慣れないタイプの雑草が生えてきてるんです。
それが、この園で勢いをましています。
多分、肥料の中に種が混ざっていて、それが繁殖しているものと思われます。
ここ佐田岬半島の自然環境に適応したタイプだと厄介なことになるので、要注意なんですが…。
他の農家さんに聞いてみると除草剤をしているので見かけないそうです。

園地内の雑草処理は当園の場合、刈り取りオンリーで除草剤は一切使用しないので、このような新手の雑草の繁殖具合を注視していくことが必要ですね…。

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同じ園地内でも木によって隔年結果の症状が出ています!

隔年着果

当園で清見タンゴールを栽培している園地は3ヶ所あります。
それぞれ海抜が100m未満で、南向きの園地が2ヶ所、残りの1ヶ所は東向きです。
どの園地も多少の隔年はあるのですが、今シーズンは極端な状況になっています。

そのうち、約半日の日照時間しかない園地の場合、その年によって多少の隔年はありました。
しかし、残りの2ヶ所の園地は南向きで日照時間も長く温暖な場所で、それほどの隔年はなかったのですが今シーズンは木によってはっきりと隔年の症状が出ています。
昨シーズン、それほど生りこんだこともなかったのですが…。

っということで、摘果によって着果量の調整はしたのですが、薄なりの木はどうしても実の状態が良くないですね。
これはどの柑橘でもいえることなんですが、着果量が多い場合は比較的状態の良い実になり、少ない場合は生地が荒く、精品率が落ちる傾向にあります。
来春の剪定が大切になりますね…。

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