柑橘情報

手で皮がむける輸入オレンジが増えて来たようですね。

輸入オレンジ

先日、母とお盆の買い出しにスーパーに行った時のこと…。
そろそろハウスみかんが出ている頃だと思いフルーツコーナーへ!
愛媛産を始め数点並んでいるのを見かけました。
で、よく見てみると輸入オレンジも並んでいるではないですか!?
しかも「手で皮がむけるオレンジ」ってキャッチフレーズが!
まだまだ勉強不足ですね…。
で、味見に買ってみようと思ったんですが、あえなく却下(笑)

どうやら防カビ剤の表示が気になるのと、異常なまでの着色の良さとテカリが気に入らない様子でした。
まぁ~、柑橘農家なんで、そのあたりのことは分かっているとは思うのですが…。
ところで、この防カビ剤なんですが気になる人には気になるようですね。
食品には少なからず腐敗防止のための対策は取られています。
それが農薬の使用や加工方法であったり、または消費期限の短縮であったりします。
特に輸入品の場合、長い旅路を経てやって来るので仕方がないですよね!
購入する側からみてもカビた商品は買わないでしょうから…。

それよりも、海外の産地において手で皮がむける柑橘の生産が盛んになって来るとは思ってもいませんでした。
日本市場を意識してのことなのかも知れないですが、これからの動向に注目ですね!

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改植の際に考慮する苗木と高接木についての比較!

接木ポンカン1

昔の柑橘栽培において、高接木による栽培は一般的で、各農家さん自ら接木をしていたこともあったようです。
それなりにメリットも多かったようで、こぞって接木をしていたと聞いています。

しかし、近年では接木よりも苗木の方が品質の良い柑橘ができるというので高接木をする方は少なくなりました。
高接木の場合は接木をしてから3・4年である程度の品質と収穫量を確保できるというメリットがあります。
また、近年の注目品質の柑橘を短期間で栽培・収穫できることもあり、収入アップに繋がるともいわれています。
しかし、中間の台木の性質によっては生育状況や品質にバラつきが出るなどの影響が出るのと、寿命が短くなるというデメリットがあることも確かです。
そして、苗木の場合は一年生の苗木を植え付けてから3年は着果させない方が良いといわれ、安定した品質の果実が育つまでにはもう少し年数が必要だといわれています。
では、どのように使い分けるのが良いのか!?

苗木と高接木、どちらを選択するのかはその農家さんの考え方によりますが、短期間に改植して収量を確保したいのであれば高接木をおすすめします。
また、安定した品質のものを長期間栽培していきたいと取り組んで行きたいのであれば苗木の植え付けが良いのではないかと思われます。

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水不足だけではなく塩害やダニの被害の可能性も…。

天草の状況1

暑い日が続いています。
この異常な気候が普通になってしまうんでしょうか…。
野菜を植えても育たないし、困ってしまいますね。
元気なのは雑草だけです!

さて、この暑さの中、柑橘への影響も出てきているのですが、各園地を細かくチェックすることもままならず、除草作業の合間に弱っている木への対策をしている状況です。
今回は天草園の様子をみてきました。
この園でも水不足の影響が少しづつ出ているように見えたんですが、チョッと疑問に思うことが…。
風通しが良くて日当たりも良い枝の部分に黄色に変色した葉が確認できるし、落葉し始めている枝もあります。
これってもしかして塩害!?
それともダニの発生!?
少し調べたんですが、いずれも状況も確定するまでには至らず…。

もしも水分不足による樹勢の低下なら今後の状況によって答えは出てきます。また塩害であれば風当たりの強い部分だけが枯れるということはないと思うので心配はいらないかと…。
しかし、ダニの発生であればそれなりの防除が必要になります。
昨年もミカンハダニやアカダニの発生を確認しているので今のうちに対処しておくことにします。

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サンフルーツジュースで疲労回復と夏バテ予防!

半島オレンジジュース

毎日暑い日が続いていますね…。
園地で作業していてもクラクラするくらいの暑さなんですが、こんな時は水分補給をこまめにして熱中症に気をつけないといけません。
かといって、水分ばかりを取りすぎると食欲がなくなってきます。
どうしても暑い時は冷たいものや水分ばかりが多くなり普段の食事は避けたくなるんですよね!
実際、昼食はそうめんやざるうどんといった冷たい麺類を食べてしまいます。

実はこのような食事は体内のバランスを崩し、夏バテの原因になることが多いんです。
これを防止するのに効果的なのがクエン酸です。
クエン酸は疲労回復に効果的で、夏バテの予防や回復に効果的な成分として注目されていますよね!
「夏に梅干しを食べるといい」といわれるのも、この効果が期待できるからだといわれています。

そこで、我が家ではサンフルーツジュースを作業から帰ってきた時に飲むようにしています。
サンフルーツに含まれるクエン酸と適度な糖度が疲れをとってくれるんです。
もうしばらくはサンフルーツジュースのお世話になりそうですね!

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国産レモンの生産量は約1万トンでさらに増加傾向だとか…。

レモン1

今、生産されている柑橘の中でも注目されているひとつにレモンがあります。
少し前まではレモンといえば輸入によるものがほとんどというイメージでしたが、最近では国産のレモンを見かける機会が少しづつ増えてきましたね!
特に広島産は生産量も国内ではダントツです。
これはやはり「国産の方が安全」だという意識があるのだろうと思います。
そこで佐田岬半島で本格的な栽培が可能になれば収益商品になると思うのですが…。

では、このように注目されるレモンが栽培されてこなかったのはどうしてなんでしょうか!?
実は、ここ佐田岬半島でも栽培を試みたような話を聞くことがあります。
しかし、レモンは病害に弱いのが欠点!
しかも、その利用方法から農薬を使った栽培は敬遠されます。
なので、この半島のような厳しい自然環境の中では市場の期待通りの果実には出来なかったのだろうと思われます。
つまり、病害に強い栽培方法が確立出来なかったのが栽培を広げることが出来なかった要因だと考えます。

しかし、その難しいといわれた病害対策も木の管理によって成功させている農家さんがいることも事実…。
木の樹勢を強くして病害に負けない木に仕上げることに成功しているようなのです。
また、病害の発生を助長する風対策も園地の徹底管理によって不可能ではなくなると考えれば、ここ佐田岬半島での栽培も可能になるはずなんですが…。

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