農作業

地温が12℃になる少し前に春肥を施用した方が効果的!

春肥

今日は春肥の施用をして来ました。
一応、作業スケジュール的には3月の下旬から4月の上旬にかけて実施することになっています。
しかし、ほとんどマニュアル通りに出来たことがありません。

収穫作業やその後の除草作業などが予定通りに進まないことがほとんどだからなのですが…。
毎年、このような理由で遅れているのでこの春肥に限ってはそれらの作業よりも前に実施することにしました。
施用の効果が変わって来ることも考えられますが、日程的には致し方ないことだと考えました。

どうせ春肥を施用するのであれば、効果的に使いたいですよね!
そこで、一番効果が見込まれる「地温が12℃になる少し前。」に注目してみました。
それが今の時期らしいのですが、計測していないのでなんとも言えませが、試してみる価値はありそうです!

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今シーズンの清見タンゴールの収穫が終わりました!

最後のひと玉

今日の午前中で清見タンゴールの収穫は終わりました。
ようやくって感じです…。

今シーズンは着色が悪い上に落果が多く、さらに黒点病の発生もひどく、散々な結果になりました。
しかし、食味においては酸抜けもよく、さっぱりとした後口の良さは健在でした。
何分、自然が相手なので、例年、思ったような柑橘は作れないのですが、今シーズンは想像以上にダメでした。

これからは出荷作業が本格化しますが、精品率がかなり低くなっているようです。
共選の出荷日程通りに出荷できるかは微妙なところです。
とりあえず期日までに選果する日々が続きます。

これまで減農薬栽培を目指してきましたが、黒点病の発生を抑えることの難しさを痛感したシーズンでした。
これを克服することが急務です!

そういうわけで今シーズンは「訳あり商品」が増えそうな気がします!
せっかく収穫した清見タンゴール、見た目が悪くても大切に扱わなくては…。

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「はるか」の栽培は難しいようです…。

はるかの実

先日、親戚からはるかを頂きました。
この柑橘は爽やかな甘さが特徴です。
見た目はレモンを丸くしたような感じで、皮が厚くちょっと剥きにくいですね。

当園でも数年前に1本だけテスト的に植え付けてみました。
しかし、思うような結果が出ずに園地的に不向きと判断しました。
なので、本格的な栽培には至らなかった経緯があります。

毎年、親戚から頂いているのですが、あまり上手く出来ていないように感じます。
どうやら栽培が難しいうえに市場価格が低く、採算も取れないことが多かったようで、ついに改植することにしたようです。
その方の園地でも不向きだったようです…。

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清見タンゴールでの分割採集は効果がうすかった…。

清見タンゴールの分割採集

清見タンゴールの収穫もいよいよ終盤に差し掛かりました。
最初に分割採集した場所に戻り、収穫を再開です。

通常、分割採集すると後半での収穫の際は着色が良くなってくるのですが、今シーズンはイマイチな感じです。
やはり、今回の着色不良は通常のものとは違っているのかもしれませんね!

これ以上、木で生らしていても効果がなさそうなので全量収穫しています。
周囲の農家さん達の話でも、収穫後でも着色が思うように進まないとか…。

なので、収穫を早く終わらせて次の作業にかかる方が得策のようです。
この清見タンゴールの収穫を終わらせると八朔、サンフルーツの木生り完熟の収穫が待っています。
とくにサンフルーツはすでに完熟状態になっているので、急いで収穫したほうが良さそうです。
また、選定作業や除草作業の時期にもなってきます。
いつまでも清見タンゴールの収穫にこだわっていても仕方がないということで…。
来週中には終わらせたいと考えています!

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段々畑での栽培の難しさ…。

清見タンゴールの実食

ここ佐田岬半島での柑橘栽培の特徴のひとつが段々畑です。
急斜面に作られた段々畑と防風垣…。
この独特な栽培方法で育った柑橘は美味しいといわれています。

しかし、実際に栽培するにあたっては色々とデメリットもあります。
園地の状態によっては狭い場所での栽培が余儀なくされていて、そのことによって効率が悪くなっています。
狭い場所のため、柑橘の種類によっては理想的な栽培が出来ないこともあります。

このような園地ならではの栽培方法を各農家さんが工夫しながら美味しい柑橘を栽培すべく日々作業しているというわけです!

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