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なかなか防除出来ない「はるみ」の柑橘カイヨウ病!

柑橘カイヨウ病

今日ははるみ園で除草作業して来ました。
毎回、除草作業する際には木のチェックをします。
この園地は柑橘カイヨウ病の発生が多いのが悩みの種なんです!
はるみに改植してからもその傾向は変わらず、発生しているのが現状です。

ここ数年、春先にはほとんど確認出来なかった柑橘カイヨウ病ですが、梅雨時期頃からボツボツ発生し、今の時期には多く確認できるようになります。
特に、このはるみはかかりやすいようで、なかなか発生を抑えることが出来ないのが現状です。

対策はしているのですが、防除のタイミングが合わないことと発せした枝葉の除去が完全ではないことが原因だと感じています。
当園ではICボルドーの散布を春先の発芽直後に一度、実施しています。
しかし、この時期には雨が多く散布のタイミングが合わないことも度々あります。

発生を防ぐ散布はもちろん、すでに発生している枝葉や果実を除去することが大切なんですが、現実問題として手がまわらないことがあります。
何か効果的な方法がないものか…。
もっと研究する必要がありますね!

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はるみの隔年には頭を悩まします…。

はるみの生育状況

今日ははるみ園に行って来ました。
もちろん、除草作業です。
しかし、この時期になると摘果作業も並行して行うことが多く、草を刈ったり、玉(実)をちぎったり…。

当園のはるみ園は1ヶ所だけです。
実は、このはるみの隔年の激しさに正直弱っています!
元々、はるみという柑橘は隔年が多いということは理解しているのですが、あまりにも激しいというか、極端なんです。
生りすぎて木が弱ってしまうんじゃないかと心配するくらい着果量が多かったり、木全体に2・3個しか実をつけていない木もあったりします。

隔年を起こさいための方法は色々とあるようです。
各農家さんによって違いはありますが、それぞれの園地の条件によってもその方法は違うのが現実です。
そのままお手本にしたところで思うようになるとは限りません。
なので、当園の園地状況に合った方法を早く確率させることが大切になるんでしょうが、これがなかなかでして…。
毎年、試行錯誤しながら剪定作業や施肥、摘果作業等を実施していきたいと思います!

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今シーズン2度目のライムの全量摘果に来たのに…。

ライムの実

今シーズン、2度目の摘果作業のため、ライム園に行って来ました。
ライムは1年に2度、実を着けるといわれています。
今回の着果がこの2度目にあたると思われます。

これも全量摘果することにします。
っというのも、当園では、苗木を植え付けてから2年は着果させないようにしています。
これは他の中晩柑で実施していることなんですが、ライムでもこれを適用することにしていて、植え付けから2年の間は根を育てることにしているからなんです!
根がしっかりすると樹勢が良くなり病害虫に強くなるといわれています。
ライムの生産は初めてなんですが、同じ柑橘系ということで、手探り状態ですが、そのようにしています。

今日、ライム園に行ってみるとアゲハチョウの幼虫をよく見かけました。
苗木に着く幼虫は要注意で、幼虫が成長するに連れて若葉の食べる量が極端に多くなります。
このライム園には20本のライムを栽培しています。
その園内で数匹程度ならまだしも、数十匹程になると木の成長に影響が出ます。
そのため、摘果作業と並行して捕獲作業も行いました。
まだしばらくは卵を産みに来るとは思いますが、気が付いた時には駆除しておかないと…。
とりあえず、後2・3年は順調に成長して欲しいので仕方ありませんね!

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アゲハチョウの産卵期になっているようです!

クロアゲハのペアリング

今日、作業中にアゲハチョウの産卵を目撃しました!
本当に偶然だったのですが、目の前の新芽に卵を産み付けたんです。
アゲハチョウといっても正確にはクロアゲハで、その卵は2mm弱くらいの綺麗な球体です。
初めての経験でした。
これが幼木だったら、害虫にあたるアゲハチョウの幼虫。
駆除の対象になるのですが、成木だったこともあり、そのままそっとしておくことに…。

そういえばここ数日、アゲハのペアリングを良く見かけていたので、もう産卵の時期になってるんでしょう!
この園以外の園地でもアゲハの飛び回っている姿をよく見かけます。
そして、防風垣でペアリングしている姿もたまに見かけます。
防風垣はアゲハにとっての外敵から身を守るのに最定期な場所のようですね。
段々畑の柑橘園では、これからしばらくの間、アゲハの飛び回る姿を見ることが出来そうです!

一応、害虫になるアゲハチョウですが、それほど被害がない時にはそっとしておきたいと思う今日この頃です…。

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イノシシの生態からみた被害対策は…。

雑草の刈取り後

イノシシの被害に頭を抱える農家さんも多いと思います。
当園でも被害は多く、その対応に四苦八苦しているのが現状です!

柑橘園に限っては、食べる果実がなくなると園地内には入らず、荒らされることもないという農家さんもいますが、当園では年中、荒らされています。
当園の場合、全ての園地で除草剤を一切使用していないので、土の中には小動物や昆虫などが多く存在しています。
これらがイノシシの餌になるものと考えています。
また、耕作放棄地や除草などの管理ができていない園地にもイノシシは侵入しないという方がいます。
もしもそれが効果があるのであれば、ある意味、簡単なことなんですが…。

なので、試験的に雑草をしばらくそのままにしてみたんですが…。
結果は雑草の有無関係なしに侵入していました!
やはり、餌を求めて侵入するのであれば雑草などは関係ないということでした。
むしろ、雑草があったほうが身を隠す場所にもなるので、かえって侵入しやすい環境を作っていたかも知れないですね!

そういうわけで今回、イノシシの生態をおさらいしておきたいと思います…。

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