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4~8月は雑木の手入れ週間です!

雑木の手入れ前

春先4月頃から8月頃までの間、木は勢いよく成長していきます。
柑橘の木はもちろん、周囲の雑木も同じこと…。
そのため、雑木mの手入れをする場合、この期間が最も適しているといわれています。
成長の勢いがあるということはそれだけ栄養分を必要としているということです。
なので、この時期に栄養分を絶ってしまうことで木を枯らしてしまおうというものです。

雑木が柑橘園の方に伸びて来るとたちまち日照不足に陥ります。
そうなると柑橘の木の成長に影響を与えるようになり、生産量にも響いてきます。

そこで、雑木の手入れをするのですが、相手は自然に生えている木です。
その成長は力強いものがあり、並大抵では枯れてくれません。
しかも、一気に処理してしまうと周囲への環境にも影響を与えるので徐々に処理することが大切だと考えます。
特に大きな雑木の場合、そこに何十年も生きているのでそれをなくすことが周囲に与える影響は大きいと思われます。

そのため、大きな木になるほど徐々に処理することが出来る巻枯らしがベストな方法だと思っています!
この方法だと最初は葉が枯れて落ちていき、次に小枝、さらにはお大きな枝へと枯れて行くことになります。
このようにジワジワと処理する方法が自然界においても大切だと考えます。

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今の時期によく見かける柑橘の害虫!

アゲハチョウの幼虫

柑橘の害虫といえばダニ類やアザミウマ等の小さなものを思い浮かべることが多いと思います。
はっきりと目で確認出来るものではカメムシやカミキリムシなどがありますね。

少し暖かくなる春先から寒さが厳しくなる初冬まで様々な害虫の対策をしながら柑橘栽培をしているような気がします。
特にゴマダラカミキリには要注意で、小枝を噛んだり、根元に穴を開けそこに卵を産み付け幼虫になると木の中で成長するため、木を枯らせてしまいます。

今の時期に注意したいのはアゲハチョウですね!
卵から孵化した幼虫は新芽の柔らかい葉を食べて成長します。
その食欲は旺盛で、苗木などは葉が全て食べ尽くされてしまうこともあるくらいです。

その対策としては薬剤の散布もあるとは思いますが、当園ではひとつづつ手作業で幼虫を取り除くようにしています。
これがとても大変で、毎日同じ園地に行けるわけでもないので手遅れになり食害にあってしまうことも度々…。

木が成長してしまうとそれほど被害も深刻ではなくなるのですが、植え付けてから2・3年は注意が必要です。

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はるみの生育状況…。

はるみ1

柑橘園では花の季節も終わり実が少しづつ大きくなってきました。
こうなると着果具合が目で確認出来るようになります。

隔年が多いことで知られているはるみですが、今シーズンはどうなのか気になるところですが…。
やはりというか、予想通りというか、木によって隔年の現象がはっきりと出ています。
このはるみに関しては隔年を起こさないような栽培は本当に難しいと実感しています。

着果量の多い木はそれなりに実も大きくなってきています。
それぞれの木によって実の大きさはバラバラですが、そろそろ第一落果も始まるので、これからグングンと成長してくれることだと思います。
このはるみも整理落果をしますが、着果量の割には落ちる量が少ないように思います。
実の量が多いと全体的に小玉傾向になるので、整理落果が終わった時点から摘果作業を開始する必要があります。

はるみの場合、大きくなりすぎても美味しくなく、適度なサイズに仕上げることが大切です。
そのためには、これから先の気象状況とそれに伴った摘果のペースを見極めることがポイントになります。

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取り残しの清見タンゴールを見つけた時は感動ものです!

清見タンゴール1

6月に入ってからますます蒸し暑い日が続いています!
柑橘園での作業でも日が差す場所では茹だるような暑さになります。

こんな時、ついつい目で追ってしまうのが取り残しの柑橘…。
なかでもサンフルーツと清見タンゴールはこの時期でも食べることが出来るので作業中にも関わらず探しています!
しかし、それらの園内で作業するたびに食べていると見つけることすら困難な状況になります。
仮に見つけても食べれる状況になくなっている実もあり、実際にありつけるのは少なく…。
そのせいか、見つけると休憩時間でもないのに食べようとしている自分がいます(笑)

先日見つけた清見タンゴールは外観こそ悪くなっていたものの、その果肉はとてもジューシーでサッパリとした甘さがあり、汗をかいた体には十分すぎるほどでした。
こんな良い想いをしてしまうとますます残った果実を探してしまいますね!

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柑橘園周囲の雑木林で巻枯らし作業を実施しています!

雑木の巻枯らし1

ここ佐田岬半島の柑橘園の大半は段々畑になっています。
山の急斜面に作られたため石垣を作ることで崩れるのを防ぎながら次々と斜面を畑に変えていったようです。
そのようにして作られた段々畑も耕作放棄地となり荒れてきているのが現状…。

そんな中、自然に生えてくるのが雑木です。
勢いの強いものからグングン伸びてきて柑橘園周辺の林を形成していきます。
その勢いは衰えるどころかますますまして来て柑橘園に陰をつくるようになります。
その影響で日照不足になり柑橘栽培に大きな影響を与えるようになってきます。

それら雑木の勢いを止めるには人の手によって行うしか方法がありません。
自然の中で強いものが勝つので…。
そこで、柑橘園に影響を与えそうになった木を伐採するなどして対処するのですが、あまりにも大きくなりすぎると伐採することが出来ない状況になることも…。
そんな時に行われるのが巻枯らしです。
伐採するほど労力も必要とせず、安全面でも違いが出てきます。
また、伐採するように一気に枯らすのではなく、徐々に枯れてくれるので周りの環境にも配慮できるというものです。
ただし、枯れるまでに時間がかかるのがデメリットです。
まぁ~、それくらいの余裕は持っていてもいいでしょう!

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