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今シーズンの清見タンゴールは擦り傷と黒点病に…。

今シーズンの清見タンゴール

当園最後の柑橘、清見タンゴールの販売がいよいよ本格的になって来ました。
今シーズンは擦り傷と黒点病の被害にあっているものが多くあります。
食味の方は口当たりは良く、酸抜けも進んでいます。

ネット販売の方は小玉(Sサイズ)を中心に、擦り傷や黒点病、ヤケ果などの「訳あり商品」を販売致します。
心配していた着色不良は貯蔵期間の間に随分解消されました。
外観は悪いですが食味は良く、果汁も多いのでとても食べやすくなっています。

これからの時期、サッパリとした甘さとジューシーな清見タンゴールがいいですね!
佐田岬半島の先端部で栽培された清見タンゴールは一味違います…。
この機会にぜひ、お召し上りください。

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今津ポンカンは木上で完熟を過ぎるとパサパサに!

果汁の少ない果肉

当園では、というより、自分個人の考えとして、柑橘は木上で完熟させたものを食べるのが一番美味しく感じると考えています。
しかし中晩柑の場合、どれでもそれが当てはまるのかといえば一概にはいえないところもあります。
それは食べころの期間が短すぎることがあります。

先日、収穫時期を逸した今津ポンカンを食べてみました。
すると果汁が少なくなってしまい、パサパサの状態に…。
実は、これまでにも数回食べてきたのですが、とても甘く食感も良かったのですが、最近の暖かさで一気に進んでしまったようです。
柑橘は熟し過ぎると果肉の栄養分を木が吸い上げるのかもしれないのですが、果汁が少なくなり味も薄れてきます。

完熟になってからこのようになるまでの期間が短く、予期できるものではありませんでした。
この急変するところが、今津ポンカンを木生り完熟させることを難しくさせているのだろうと思います。

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サンフルーツの「木生り完熟」にこだわってみたものの…。

サンフルーツの果肉

ここ数年、サンフルーツの木生り完熟にこだわって販売をして来ました。
結論からいうと、食味は良くなってくるのですが販売期間が短いことが気になります。

そもそも、サンフルーツは2月中旬に収穫、その後少し貯蔵しておきます。
その後、順次出荷していくのが主な流れです。
この方法だと、サンフルーツ本来の食味がないまま出荷される場合があります。
中晩柑の性質上、このようなことは普通に起こりうることなんです。
つまり、熟す前に収穫し、貯蔵することによって食味が良くなるのをまっているのです。

このような流れに常日頃から違和感を感じていたので木生り完熟にこだわってみることにしたんです。
しかし、どの柑橘も木生り完熟がいいのかというとそうではありません。
柑橘の種類によって木なり完熟に向いているものとそうでないものがあるようです。

なので、木で完熟させることに向いているものを考えたところ、サンフルーツがベストだと感じました。
しかし、この方法だと前もって収穫出来ないので、注文が入ってから多少時間がかかるということと、完熟になるまで待つので、熟してから熟れすぎるまでの期間が短いことがあります…。
これから先、このあたりのことを考慮することが大切になってきそうです…。

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サンフルーツを食べながら考えたこと…。

サンフルーツの果肉

最近、作業の休憩中にサンフルーツを食べることが多くなりました。
なんといっても、汗をかいた体には少し酸味があってジューシーなサンフルーツは最高に美味しく感じます。

サンフルーツにはクエン酸が豊富に含まれています。
食べた時に酸っぱいと感じる成分で、ミネラルの吸収をサポートしてくれます。
そのため、疲労回復に効果があるといわれています。
それだからでしょうか!?
作業して疲れた時、甘い柑橘よりも少し酸味のあるサンフルーツを食べたくなるのは…。

そして、ビタミンCや食物繊維も豊富に含まれていています。
ビタミンCには抗酸化作用があり活性酸素を除去する働きがあり、食物繊維は便秘の解消にも効果があります。

実際、作業の合間にこのようなことを考えながら食べているワケではありません(笑)
汗をかいたときに食べるサンフルーツが美味しいだけなんですよね!

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温州みかんの隔年防止には摘蕾・摘心作業が大切!

温州みかんの木

当園に5本だけ栽培している温州みかん。
2年前から実を着けさせ、今シーズンで3年目になります。

5本ある木は同時期に植え付けたのですが、すでに成長に差が出てきていて、木の背丈でいうと倍くらいの差があるものも…。
横一列に栽培しているのに、面白い現象ですね。
やはり、土壌に微妙な差があるのか、苗木の差なのか分かりません。

それらの木、昨年よりもさらに蕾が多く着いているもの、蕾は少ないものの新芽が伸びてきているもの等、色々です!
このように、すでに隔年の兆候が見られますが、これを防止するには、今の時期に摘蕾や摘心を行うことが大切になります。

柑橘栽培をしていて感じることなんですが、木にも個性があるということを実感します。
それらの特徴を良く捉えて栽培していけたらと思っています。

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