柑橘情報

樹上で完熟を過ぎたサンフルーツの合図とは!?

サンフルーツ1

今日もサンフルーツの収穫に行ってました。
園内では蕾が開き始め、花のいい香りが漂ってきます。
そして、大半のサンフルーツは木上で完熟になっています。

完熟後、木で生ったままになっているサンフルーツはやがて、熟す前の姿に戻ってしまいます。
といっても、厳密には戻るわけではなく、青くなるということ…。
熟し始めた頃は紅がかかり、淡いオレンジ色になりますが、それを過ぎると黄色へと変化します。
さらに、それを過ぎると黄色が薄くなり、やがて薄い緑色になってしまいます。
その頃になると、果実の中にある種から芽が出てきて果肉の中で成長し始めます。
果汁も少なくなり、パサパサ状態に…。

また、サビ果(炭そ病)の症状を発症する果実も出てきます。
この症状が出るようになると早めに収穫するようにしています。

この2つの症状が確認出来るようになって来たので、もうそろそろ収穫を終わらせた方が良さそうでうね!

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本日の発送をもちまして不知火(デコポン)は終了です!

不知火

今日、ご予約頂いていました不知火(デコポン)の発送作業をしました。
この発送で今シーズンの不知火のネットでの販売は終了です。
お買い上げ頂いた皆様、ありがとうございました!

例年、3月いっぱいで販売を終了するのですが、今シーズンは今まで販売することが出来ました。
これは、例年よりも着色が悪かったこともあるのでしょうが、貯蔵方法が良かったのだと思います。
今の時期まで貯蔵しておく場合、どうしても腐敗果が出てきます。
ひとつ傷みが出ると次々に連鎖していくのですが、個別包装していたのが良かったのと、ヤケ果の発生比率が少なかったことが要因だと思われます。

このように長期保存させるためには貯蔵している場所の室温とヤケ果の発生を防ぐことがポイントになると考えています。
ヤケ果の予防には果皮の丈夫な果実にすることが効果的だと思いますが、そのためには強い結果枝に着果させることが一番です。
そのために強めの剪定作業を行ったことが良かったのだと考えています!

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2年目のシーズンに突入したライムにも新芽と蕾が!

ライム園

今シーズンで2年目に入ったライム…。
この春も新芽がしっかりと着き、順調に伸びています。
さらに、昨シーズンはほとんど見られなかった蕾もチラホラ確認することが出来ます。

今年の冬、連日の寒波の到来と強い風の影響なのか、葉が落ちてしまいました。
やはり、気温と風がライムの成長には大きく影響してくるようです。
気温に関しては比較的温暖な園なので、暑すぎず寒すぎずといったところなので、大丈夫だと思います。
この冬のような寒さが毎年おこるようだと問題ですが…。
そして、風対策として、この春に防風垣用の杉の木を植え付けました。
防風垣は風を防ぐことはもちろん、塩害の防止にも効果的です。
この杉が防風垣の役目を果たしてくれるには年数が必要ですが、将来的には機能することでしょう!

ライムの木の上半分ほどの葉がなくなってしまったものもありましたが、枯れ込むことはなく新芽を着けてくれたので一安心です。

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今シーズンの清見タンゴールは擦り傷と黒点病に…。

今シーズンの清見タンゴール

当園最後の柑橘、清見タンゴールの販売がいよいよ本格的になって来ました。
今シーズンは擦り傷と黒点病の被害にあっているものが多くあります。
食味の方は口当たりは良く、酸抜けも進んでいます。

ネット販売の方は小玉(Sサイズ)を中心に、擦り傷や黒点病、ヤケ果などの「訳あり商品」を販売致します。
心配していた着色不良は貯蔵期間の間に随分解消されました。
外観は悪いですが食味は良く、果汁も多いのでとても食べやすくなっています。

これからの時期、サッパリとした甘さとジューシーな清見タンゴールがいいですね!
佐田岬半島の先端部で栽培された清見タンゴールは一味違います…。
この機会にぜひ、お召し上りください。

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今津ポンカンは木上で完熟を過ぎるとパサパサに!

果汁の少ない果肉

当園では、というより、自分個人の考えとして、柑橘は木上で完熟させたものを食べるのが一番美味しく感じると考えています。
しかし中晩柑の場合、どれでもそれが当てはまるのかといえば一概にはいえないところもあります。
それは食べころの期間が短すぎることがあります。

先日、収穫時期を逸した今津ポンカンを食べてみました。
すると果汁が少なくなってしまい、パサパサの状態に…。
実は、これまでにも数回食べてきたのですが、とても甘く食感も良かったのですが、最近の暖かさで一気に進んでしまったようです。
柑橘は熟し過ぎると果肉の栄養分を木が吸い上げるのかもしれないのですが、果汁が少なくなり味も薄れてきます。

完熟になってからこのようになるまでの期間が短く、予期できるものではありませんでした。
この急変するところが、今津ポンカンを木生り完熟させることを難しくさせているのだろうと思います。

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