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石積みのポイントは2分勾配!

段々畑の石垣

昨日の石垣修復の実践講座の仕舞いに行って来ました。
台風の接近に伴い雨量が多くなる予想だったので、ある程度まで石垣を修復しておかないと再度崩れる恐れがあるためです。

前日の作業で、まだ根切りが出来ていなかった中央部分から補修作業を開始。
その後、下層部から積み上げていき、最終的には崩れる前にあったあか道(公の道)まで完成させます。
さらに、今回修復する箇所の両脇の崩れそうな部分も一緒に手直ししておきます。
ここまでの作業をすることで、二次災害的な崩れは起きないと思われます。

昨日とは違って単独での作業のため、ペースは遅くなりますが、自分の段取りで作業を進めることが出来るので、ペースアップが可能になり、なんとかイメージしたところまでは積み上げることが出来ました。
これで、ある程度の雨量までは耐えることが出来るし、崩れることもなくなると思います。

あか道から上の園地までは後日、時間のある時にボチボチやっていこうと考えています。
とりあえずは一安心ってとこですね!

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いよいよ「石垣の修復講座」の日がやって来ました!

今日は佐田岬みつけ隊による初めての「石垣修復の実践講座」が開催されました。
連日の猛暑のため開催時間を15時とし、熱中症予防に配慮して始まりました。
隊員や一般参加を含めた14人が参加し、講師として柑橘栽培の先輩でもある2名のエバさんを当園の清見園の修復現場にに迎えての開催となりました。
ちなみにエバとは石垣を補修する職人のことで、ここ名取地区でこのような呼び方をしています。

当然ながら石垣の補修を経験したメンバーは少なく、エバさんに教わりながらワイワイガヤガヤしながらの2時間でした。
石を積み上げていく際の注意点や石垣のもつ特性などを学びながら、柑橘園内での作業をこなしていました。

このような講座はもちろん、石垣に触れる機会も少なくなってきているのが現状です。
その一方で、柑橘園をはじめとして石垣の保全が難しく、コンクリートブロックで補修されていくことが増えてきていて、石垣の存在が薄れてきているように思います。
ここ佐田岬半島は石垣で築かれた集落や園地が多く、石垣の持つ役割が大きかった歴史があります。
それらを後世に伝えるためにも、石垣の保全を積極的に進めて行くことが大切になります。
そのような意味でも、今回の講座が少しでも石垣に興味を持つきっかけになれば幸いです!

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「石垣修復の実践講座」の準備のため根切作業をしました。

崩れた石垣

明日開催される「石垣修復実践講座」のための準備作業をしました。
二年前、台風の影響で崩れた清見園の石垣…。
ひょんなことから、その現場を利用しての修復講座を行うことになり、その下準備のため、一日かけて作業をして来ました。

このところの猛暑のため、講座自体は短時間の予定で開催されるので、ある程度作業を進めておく必要があったためでした。
今回の講座は、石垣の積み方に重点をおいたものにしました。
通常は崩れた状態から修復作業をするのですが、それを体験するには時間と労力が必要です。
熱中症や労力を考慮し、今回の下準備をすることにしました。

当園では、自分の園地内の石垣が崩れた時、小規模のものは直ぐに補修することもありますが、規模がある程度大きくなると、一定期間そのまま放置しておき、地盤が落ち着いてから修復作業をします。

今回の講座はこの場所の修復作業と時期的なタイミングがあったため、実施されることになりました。

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ライムの二番生りを確認しました!

ライムの実

今日はライム園で除草作業をしました。
本当に雑草が芽立つのが早く、作業が追いついて行きません。
年々、雑草のパワーが強くなっているような気がします…。

さて、ライムの生育状況なんですが…。
春に咲いた花が実になった物を全て摘果したのがつい先日にような気がしますが、もう二番花が実になっています!
本当にライムはよく実を着ける柑橘ですよね。
これも全量摘果する予定です。
とりあえず、生らすのは来シーズンからで、今シーズンは木の成長に栄養をまわしておかないと!

今日のところは時間がないので摘果出来ませんが、近いうちに作業のために来たいと思います…。

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愛媛の独自ブランド「甘平」の生育状況!

着果状況

柑橘には本当にたくさんの種類があります。
全国では毎年、様々な品種を掛け合わせて今のニーズにあった柑橘が栽培されています。
そんななか、ここ愛媛でも紅まどんなや甘平といった愛媛独自のブランド柑橘が注目を浴びていますね。

当園でも甘平を試験的に栽培しています。
先日、その甘平の様子をみてきました。

着果量は昨年よりも若干少なめです。
玉太りもまずまずの状況ですが、このところの猛暑と雨量が少ないことで多少の影響は出ると思います。
木そのものの樹勢は悪くはないのですが、今後雨が降ると裂果の症状が出ることは間違いないと思われますね。

甘平は最初に着けた実の約20%が収穫できれば良い方だといわれています。
土壌内の水分量の調整が特に大切なようで、ここ佐田岬半島のような水の少ない地域には向いていないともいわれています。
しかし、付加価値の高い柑橘としての魅力もあり、生産者が増えているようです。

当園では、適地適作を一番と考えているので、この甘平の生産に本格的に取り組むことはないと思いますが、一応、お客様の要望もあり、また、話題性のためにも少量は栽培していくつもりです…。

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